日々のビジネスや経営の中で、ふとした瞬間に不安やリスクばかりが頭をよぎり、行動が止まってしまうことはありませんか。
実は、脳がネガティブな情報に反応しやすいのは、私たちの祖先が危険な原始の世界で生き延びるために発達させた生物学的な防衛本能です。しかし、現代のビジネス社会において、この仕組みに支配されたままでは新しい挑戦が難しくなってしまいます。
今回は、ニューロジムCEOのジョン・アサラフ氏の著書「脳と成功の科学」の第10章をベースに、脳を書き換えてポジティブな成功体質へとシフトするためのポイントを分かりやすく解説します。
心の中に棲む2匹のオオカミの寓話
私たちの心の中には、常に2匹のオオカミが棲んでいます。
1匹は、怒り、嫉妬、恐怖、自己憐憫といった負の感情を象徴する闇のオオカミ。 もう1匹は、喜び、感謝、希望、愛といった正の感情を象徴する光のオオカミ。
この2匹が戦ったとき、最終的にどちらが勝つか知っているでしょうか。答えは単純です。あなたがいつも餌を与えている方のオオカミが勝ちます。日頃からどちらの思考に意識を向けているかが、あなたの現実を作っていくのです。
脳のマジックテープとテフロン加工
人間の脳の扁桃体にあるニューロンの約3分の2は、脅威を警戒するために働いています。そのため、脳は嫌な記憶に対してはマジックテープのようにぴったりと貼り付けて強く保持し、逆に良い経験に対してはテフロン加工のように滑りやすく、忘れてしまいやすい性質を持っています。
このネガティビティ・バイアスの正体を知るだけでも、自分がダメだからネガティブになるのではなく、脳のシステムがそうなっているだけだと客観的に捉えることができるようになります。
アインシュタイン脳 vs フランケンシュタイン脳
脳内では、常に2つの勢力が主導権を争っています。
- 左前頭前野(アインシュタイン脳) 脳のCEOであり指揮者の役割を果たします。解決策を見出し、やる気を刺激し、合理的な楽観主義を生み出す脳です。
- 右前頭前野(フランケンシュタイン脳) リスク検知器の役割を果たします。障害やリスクばかりに注目し、過去の失敗を掘り返して現状に留まらせようとする悲観主義の脳です。
どちらの脳の声を聴くかは、自分で自由に選択することができます。
脳を書き換える4つのステップと4Rプロセス
マインドセットを切り替えるには、意図的な脳のトレーニングであるインナーサイズが有効です。具体的なアプローチは以下の通りです。
- システムをリセットする テイク6と呼ばれる呼吸法を行い、脳内のストレス反応を落ち着かせます。これにより、感情に流されず意識的な選択ができる状態を作ります。
- 意識を高める いま、自分は何を考えているかと問いかけ、客観的に現状を観察します。
- セルフトークを改善する 自動的に湧き出るネガティブな思考(ANTS=アリ)を捕まえ、ポジティブな宣言へと置き換えて退治します。
- スイッチを切り替える テレビのチャンネルを変えるように、思考を意図的に目標達成の方法へと切り替えます。
このステップを日々の習慣に落とし込むために、気づく(Recognize)、リフレーミング(Reframe)、手放す(Release)、鍛え直す(Retrain)という4Rプロセスを回し、新しい思考パターンを脳に定着させていきましょう。
結論:どちらの脳に耳を傾けるか
ネガティブに走りやすい性質は進化の産物ですが、それに従い続ける必要はありません。今日から光のオオカミに餌を与え、アインシュタイン脳を意識的に活用していくことで、ビジネスの結果は大きく変わり始めます。
動画では、これらのステップや脳の仕組みについて、さらに詳しく視覚的に解説しています。ぜひ最後まで動画をご視聴いただき、チャンネル登録といいね!をよろしくお願いいたします。あなたのビジネスの飛躍を応援しています。
